私たちは、どこへ行くのか

さて、今私たちが置かれている様々な環境をこうして考えて行くと、この先、私たちがどこへ向かうのかは、だいたい想像がつきます。病気はますます増え、貧困が増え、精神的にも肉体的にも、不健康な人が増えて行くでしょう。人間関係も冷ややかなものになっていき、古き良き日本は、忘れ去られていくような気もします。いや、そんなことはないよ、僕たち若者が、日本を変えていきますという人、頼もしいですね。

私たちが子どもの頃、世間の大人たちは、どんなことを考えていたでしょうか。いい大学を出ようなどと考えていたでしょうか。東大にいきたいと思っていた人は、多分、人生で何か大きな目標を持っていて、そのためには、東大をでなければならなかった人だろうと思います。とりあえず、東大を出ておこうなどという人はいなかった。そもそも、いい大学などという考え方すらなかったと思うのです。ビジネスを立ち上げて、20台で大金持ちになってやろうなどという人がいたでしょうか。もちろん、大きな野望を持っている人もいたと思いますが、それはほんの一部だから良かったのです。今みたいに、誰もかれもがそんなことを考えている時代ではなかった。みんな夢は持っていた。でも、小さな、ささやかな夢だったのです。「夢で会いましょう」などという番組もありました。

ほんの50年ほど前、私たちは、生活面で、人間としての原点の近くにいたと思うのです。今、その原点から大きく外れてきているような気がします。みんな一生懸命働いてお金を稼ごうと頑張っていました。でも、それは、ささやかな幸せのためだったと思います。家族みんなが幸せになれるよう、みんなで頑張ったのです。

今は、どうでしょうか。自分のエゴやプライドのために、一生懸命になっている人も多いことでしょう。より大きな富を得ることを目指して、もっともっとと頑張っている人もいるでしょう。毎日が楽しければいいやと、お笑い番組をテレビで見て、美味しいものを食べに行って、友達とわあわあやっている人もいるでしょう。今大事なことは、私たち人間は、なんのために生きているのかという原点を忘れないことです。迷路に迷い込んだ時は、もう一度、原点に戻ればいいのです。原点に戻るには、パンくずを落として、いつも私たち人間が進んできた道を振り返ることも大事ですね。

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