半農半Xという生き方

ここ何年かの間に、「半農半X」という言葉が、流行ってきました。自家菜園を育てながら、仕事をするということです。当然、畑を世話するためには、時間が必要なので、週末だけを利用して農作業する人もいますが、思い切って、働く時間を減らしてでも、農業をしようという動きだと思います。半XのXは、どんな仕事でも構わないわけです。最近は、インターネットの進歩で、田舎に暮らしていても、できる仕事が増えてきました。田舎の安い生活費であれば、半Xでもやっていけるということでしょう。

田舎には、今、土地が余っていて、家も使われていないものがたくさんあります。ただ同然で暮らすことも、夢ではないのです。田舎には、仕事がないと考える人が多いと思いますが、田舎では、若い人材を求めているところも少なくないのです。

自然農で有名な福岡正信さんは、日本中の耕作地を人口で割ると、だいたい一人当たり2反の土地になり、日本中の人が、一人2反の土地で野菜作りをすることが理想だと提唱されていました。日本人は、今、毎日残業をして、遅くまで仕事をするのが当たり前と思っていますが、世界は、どんどん働く時間が短くなっているのです。そういう時代に入れば、この半農半Xという生き方は、ある意味、理想の暮らしと言えるかもしれません。

自給自足という言葉がありますが、そんな大層な覚悟を持たなくても、自分で作れるものは、自分で育てるくらいの感覚でいいだろうと思います。そして、自分ができないものは、作っている人と、物々交換すれば、それこそが共存社会の出発になると思うのです。一昔前の兼業農家というのと、ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、案外、昔のやり方に、これからの生き方のヒントがあるかも知れませんね。

時々テレビで、職をなくして生きていく希望をなくし、自ら命を絶つ人のニュースを見ることがあります。でも、仕事がなくなった時、田舎に行って、土を耕せば、十分生きていくことはできるのではないかと思うのです。

関連記事

  1. 食と健康(加工食品のこと)

  2. 有機革命

  3. 食の崩壊

  4. ホームスクーリング

  5. 家族の崩壊

  6. 情報とマインドコントロール